先にお伝えします。
話の始め方にしては衝撃かもしれません。
私は子どもに手を挙げた事があります。
食事中にイライラし、プラスチック茶碗を投げつけた事があります。
その後は決まって痛む手に罪悪感で涙でした。
したらダメな事だって事は勿論分かっています。
そして、そんな事がしたい訳でもありませんし、そんな事する為に大切な我が子を抱き上げた訳でもありません。
子どもが言うこと聞かないなんて、そんなもんです。
成長過程で遊び食べだってします。
育児書にも書いてあるし、子育てが大変な事なんて100も承知なのです。
でも、私は過去に思わず手を挙げた事が何度かあります。
自分の感情をコントロール出来ませんでした。
私はあまり料理を作る事が好きではありません。
家事の中で一番苦手です。
できればしたくないので、そもそも苦手です。
でも、母になるとそうもいきません。
なので考えて作るのですが、赤ちゃんからイヤイヤ期と言われる年齢になった頃に「赤ちゃんじゃない」と言う私の勝手な思い込みですが、、、頑張って作った料理を遊んで食べない、イヤイヤして食べない事にイライラしてしまいました。
勿論、私が子育てを始めた11年前からコープや便利な宅配の食事や焼くだけといった物もありましたが、毎食毎食に使用するのは割高な場合もあります。
今はコロナの影響もあるのでしょうか、もっと便利になっている様です。
なのですが、何より料理したくないけど、『我が子に手料理を食べさせられない母』にその当時はなりたくないと考えていたのです。
今思い返すと、完全に手料理じゃなくてもイライラして手を挙げたり、プラスチックであっても茶碗を投げて脅す様な事をせず、『自分でや誰が決めたのか分からない、母とはこう言うもんだ!こうしなければならない!』に振り回されず、苦手を認めていろんな物に頼れば、あの時の後悔と悲しみといった罪悪感を感じずに済んだと思います。
ただの言い訳や甘えに聞こえるかもしれません。
何を言っても、子どもに感情のままをぶつけるのは良くない事です。
ですが、本音を書きます。
子育てって楽しいばかりじゃありません。
真剣に向かい合い責任を感じているからこそ、時には思うように行かないが込み上げ、感情のコントロールを失う事があります。
『こんな母親になるはずじゃ無かった』
私も、特に長男妊娠中は『いつも明るくニコニコした母親』を思い描き、そうなりたいと思っていました。
その自分が思う母親と、現実、日々に時間なく過ごしている日々に大きなギャップを感じました。
このギャップ『こんなはずない!』『こんなつもりじゃ無かった』と言う理想と現実。想いや実際の状況に人は大きなストレスを感じ、時には『思ってもいない行動』をとってしまうのだと思います。
手料理が子どもを幸せにするのでは無いのです。
ママやパパの笑顔が子どもを幸せにするのだとハッキリ言えます。
『ママでも出来ない事』『パパでも苦手な事』があっても良いのです。
自分の今日までの人生と同じ様に、子育てだっていろんな事が起きます。
上手く行かない事も山程有ります。
そんな時は無理せず物でもサービスでも人でも頼って良いのです。
もしかすると、私の様に出来ない事を自分で許せない人も居るかもしれません。
ですが、我が子に感情をぶつけてしまうより、よっぽど良いと私は自分の体験を振り返って心からそう思います。
今回も読んで頂き、ありがとうございました。