やっと本題です。
前回までに4人目出産まで、初期に稽留流産かもしれないと言われ、ツワリに悩まされ−5キロ痩せたという様なお話をしてきました。
今回で誕生まで完結したいと思います。
妊娠35週で子宮口1センチで絶対安静
妊娠34週で産休に入る方が多いかと思いますが、私もちょうど年末に34週だった為、年末年始休みと共に産休に入りました。
その後の年明けの検診にて『子宮口が1センチ開いてて、しかもかなり柔らかい状態』との事でした。
ご存知の通り、子宮口というのは子宮の入り口の事なのですが、詳しくは検索してください。
この子宮口が陣痛により10センチまで開くと子宮口全開と言って、いよいよ赤ちゃんに会える訳なのですが、一般的に臨月に1センチ開いているからと安静にする必要は無く、体が出産に向けて最終準備を始めてんだな!ぐらいで大丈夫かと。
ただ、私の場合は既に3人が通った子宮口!
1度でも経膣出産された子宮は、その後の出産時には開きやすくなっている為、前の子よりお産の進みが早いらしい。
要は風船と同じという事。
一度膨らました風船を再度膨らませる時には、一度目より楽に膨らみますよね。
7年前3人目の出産にかかった時間が自然経膣分娩で5時間半。
いざイキんで分娩する際は2回目の息みで産まれてくるスピード出産でした。
4人目はこれより早い!!だから、家や外で出産にならない様に、もう少し絶対安静。
と医者に心配され、万が一、自宅で陣痛や破水があった場合、病院まで間に合わずに自宅や車内出産になる可能性が高いとの事。
病院に間に合わないという状況を避けるのと、GBS感染対策の抗生剤投与をする為に計画誘発出産で入院する事を了承しました。
そして38週4日で入院!いよいよ出産!
29日の説明では、30日に入院し子宮口にバルーン(水風船)を入れて刺激し、31日の朝から誘発剤を使用するとの話でしたが、入院した30日に産まれそうな赤ちゃんが4人居る。
バルーン処置して私まで出産になってしまったら、スタッフの人数的に母子ともに安全お産が出来るかというところがあるので、バルーン処置を31日の朝に変更したいとの事でした。
総合病院なので緊急のお産もあると思いますが、心では『それなら今日、入院しなくても良かったやん!』と思いながら一晩過ごしました。
1月31日誘発、抗生剤投与開始!いよいよ出産!
朝7時にバルーン処置し、そのまま陣痛室に移動し朝食を食べた後、9時から抗生剤と誘発剤の投与を開始。
少しづつ誘発剤の量を増やしながら人工的に陣痛を起こします。
2時間もすると、同じタイミングで同じ誘発を始めた隣の初産婦さんからうめき声が聞こえだし、12時に昼食を持ってきてくれたが、私もこの頃には生理痛より強い状態で昼食は食べたくない。
お隣はもっと余裕が無いようで叫び声が。
実は長男の時に羊水過小の為に誘発したのだが、その時より陣痛と陣痛の間隔が早い段階から短く辛かった。
12時過ぎた頃からイキみ逃しをしっかり行わないと声が出てパニックになりそうな程の痛みに。
横になって耐えるのは辛くて、お腹にモニターをつけているが、ベットに座って耐えました。
そしていよいよ誘発剤もマックスに!
14時過ぎた頃の内診でそろそろ5センチ、バルーンも抜けそうだと言われ、看護師が離れたと共に破水したような感じがし、ナースコール。
すぐに看護師が来て確認、破水している事がわかった。
ここからだ、、、。
この時点で時間は14時23分。
そして、4人目が産まれたのは14時33分。
5センチから全開の10センチまで一気に進んだのだ。
もちろん痛みもマックスで、とてもじゃないが声も我慢出来ない。
経験した事ある人は分かるだろうが、何とも言えない声が出る。
全開なので陣痛間隔も無い。
看護師に頑張って目の前の分娩台まで歩いて!と励まされ10メートルも無い距離を歩いて分娩台に這い上がった。
『もうイキんでいいよ』
お許しが出たものの、急なマックスの陣痛の痛みでパニックの私。
『お尻あげたらダメ!』『今は力抜いて!』
『ママ!私の声を聞いて!』
看護師が指示をくれる。
聞こえているのだ。ちゃんと聞こえているのだけれど、体が痛みで言う事を聞かない。
言われた通りにしようと私も必死だ。
そうこうしてると遂に、
『おめでとうございます』
待望の長女が誕生した。
陰部切開は行われず、裂けてはいたが、駆けつけた医師に『ちょっと縫うかなぐらいで、たいした傷は無いよ』との事で縫合してもらう。
この時に、医師が看護師に『分娩時間は?』と尋ねると、
『破水してからは秒です!』
と報告していたのが聞こえた。
出血量は750mlで多量だったが、分娩台で2時間経過観察で休んだ後に、歩いて病室に戻った。
ここまでが今回の出産エピソードです。
お付き合い頂き、ありがとうございます。
余談だが、お隣の初産婦さんは2日後に病室に帰ってきた。
かなり微弱陣痛だったのか、2日も陣痛に耐えたママに本当におめでとうと言う気持ちだ。
『母は強し』
次回からは育児日記の様になってくると思うが、お兄ちゃん達の事も赤ちゃんの事も、記録として残していこうと思う。